3月10日(火)

かなり夜も更けた。カフェインをかなり摂取するようになってしまって、睡眠に関する脳の機能が少しおかしくなってしまったのかもしれない。そろそろカフェラテの有り難みをあまり感じなくなって、段々と習慣化してきてしまっているところがあるので、これを機にもう一度お茶を飲む生活に戻していければと思う。

今日は京都大学の合格発表であった。現役高校生時代の私がしっかりと敗北した大学だ。非常に喜ばしいことに世界史を受け持っていた生徒が合格した。今回の問題については非常にベーシックなものであったから、何か自分が特別貢献したというわけでもないが、とりあえずは私自身がマイナス要素にはならなかったという点でホッとしている。

これは常々職場でも言い続けていることだが、京都大学の世界史自体はそこまで難しいものではなく、むしろ問題自体は大阪大学の方が全然難しい。しかし、そうしたベーシックな作りの問題だからこそ、読解力や文章構成力・表現力というのが正確に測れてしまうという感じがする。春先に河合塾の講師も言っていたが、やはり世界史の答案を見るだけで、その生徒が受かるか受からないのかというのが何となく察せられる。世界史の力を磨くからこそ世界史の点数が取れるのではなく、全教科のベースとしての基礎的な理解力・読解力・表現力があるからこそ、世界史のテストもできてしまうということなのだろうと私は推測している。だから京大合格のために世界史教員ができることといえば、世界史の問題の解き方を無理やり矯正するなどといった烏滸がましいことではなく、ただただ正確に漏れなく世界史の知識を伝授することではないかと思った。そういう意味で、私自身がマイナス要素にならなかったという点でホッとしている。

昨日は自分のやるべきことを整理しなければならないと書いておきながらできなかった。明日は成績処理であったり、防災関連行事であったり、私としては気の乗らない業務が立て込んでいる。同時に最後に生徒に指導をしてやる機会でもある。昨日までは本当にただただ職場にネットサーフィンをしにくるぐらいで完全に給料泥棒と化していたが、昨日夜にこうやって振り返りを書くことによって、今日はそれなりに充実した1日を過ごすことができた。まずは最後の指導の機会を自分としては全うしたい。どういう結果であれ、後悔のないようにするというのが非常に重要なことだ。また、気の乗らない仕事はたくさんあるが、そこら辺は常々自分自身が生徒に指導しているように、感情に流されてしまうのではなく、淡々とやるべきことをやらねばならない。あとは少しずつ新しい年度に向けて具体的な案を練っていくことも忘れずに。。。